ジョグジャカルタは日本で言えば京都のような都市だそうです。確かに、ジョグジャと京都は友好提携都市です。ジョグジャカルタは、首都のジャカルタから連想される、ジョグ・ジャカルタではなく、ジョグジャ・カルタで「平和の町」を意味するそうです。
そんなインドネシアの古都の観光に出かけましたが、この日も暑くなる日中を避けて街歩きをするため、8時前にホテルを出ました。
クラトン(王宮)周辺の見所
朝の涼しい時間帯を有効に使うため、ホテルからはシャトルバスを使用せず、タクシーを呼びました。クラトン(王宮)前でタクシーを降りると、多くのベチャドライバーが、声をかけてきます。
ここで、重大なミスに気づきます。ベチャドライバーから、「今日は王宮はクローズだ」と言われ、ガイドブックを確認すると、どうやら本当に閉館日のよう。がっがりですが、気を取り直してタマン・サリ(水の宮殿)に行くことに。ベチャドライバーからの営業が激しく、ベチャに乗って行くことにしました。
ジョグジャカルタでは、ぼったくりドライバーに遭遇することはなく、今回もタマン・サリを目的地とし、王宮付近の一般家庭や影絵工房を見学を含め、約1時間の行程でチップを含め300円ほど渡しました(影絵工房でも、しつこい営業はありませんでした)。ベチャ体験、良い思い出になりました。
タマン・サリ(水の宮殿)は、18世紀に建造された王室の離宮。晴れた日は、青空に白い建築が映えます。
屋根にある舌を出した顔はカーラと呼ばれる魔除けです。魔除けなのに愛嬌ありすぎ。
いざ、内部に入ります。ひっそりと落ち着いた空間が広がっています。
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石造りのプールが広がっており、ここで女性たちが水浴びをしていたそうです。
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白亜の石造りのプールに、水浴びをする女性たち。美しい光景だったでしょうね。
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王は、内側から水浴びをする女性たちを眺め、その夜のお相手を選んだそうです。
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共寝をしたであろうベッド。装飾が美しく素敵ですが、堅そうです。
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良いお天気です。風景は空の色に映え、気分が高揚しますが、気温もぐんぐん上昇。あつーい!
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タマンサリの見学の後は、ぶらぶらと街歩き。目的地は、タマンサリの入場時にもらったパンフレットに記載のあるSumur Gumuling。モスクあるいは宗教儀式のための場所、と説明されていますが、とにかく映える場所のようです。
街中に地下への入口があるはずなのですが、なかなか見つからず、地元の方に聞きながら小さな入口にたどりつきました。
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地下通路を歩いて行くと、吹き抜けのスペースに出ます。映えスポットとして有名な場所です。ほらっ!
インスタ映えスポットとして有名なので、写真を撮るために、大渋滞です。写真撮影中に、うっかり階段に足を踏み入れようものならブーイングが起こります。神秘的な空間で、写真が撮りたくなるのもよくわかります。
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バレ・ラオスで宮廷料理を味わう
タマンサリ、地下モスクとまわって暑さにダウン。少し、早いですがランチにします。ベチャにのって、王宮まで戻り、バレ・ラオスへ。ここでは、宮廷料理が楽しめます。
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渇いた喉にビール!と言いたいところですが、ここはジョグジャカルタ。アルコール飲料を見つけることが難しい地。ビールジャワを注文します。見た目は完全にビールですが、スパイスの効いた甘い飲料です。
インドネシアでは、どこのレストランでもナシチャンプルを注文します。様々おかずが食べられますし、店ごとに内容や盛り付けを比較できるもの楽しい。さすが、宮廷料理店。上品な印象のナシチャンプルです。辛い系のおかずはありません。
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ここちらはスープ。トマトスープだったかと思います。優しいお味です。
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ゆったりした空間で、上品な食事がリーズナブルに食べられますので、王宮周辺エリアの観光の際は、おすすめのレストランです。ただし、アルコールはありませんので、ビールを飲みたい方は、マリオボロ付近のツーリストスポットでお店を見つけましょう。
まとめ
ジョグジャの街歩きは、一日あれば十分に見所を回れます。王宮周辺を観光し、マリオボロに戻ってショッピング。マリオボロモールの地下のスーパーには土産用のチョコレートやココアなどが揃っています。また、ビールを買うこともできます。観光スポット間はベチャを利用すると、効率的に動けますし、何よりジョグジャっ子になった気分で楽しいですよ!